
管理委託先を選ぶ際は、料金の安さだけでなく、任せられる業務、空室募集の力、追加費用、将来の売却への対応まで確認することが大切です。
住宅では、入居者対応や共用部分の清掃、定期巡回などが多く発生します。
一方、法人が借主となることの多い倉庫賃貸では、主に次のような事務対応が必要です。
・借主からの問い合わせの一次対応
・賃料の入金状況の確認
・契約書類の作成補助
・契約更新や解約の手続き
・修繕業者への連絡や日程調整
ただし、管理委託をしても、緊急時の現地対応や定期巡回、法定点検、退去立会いまで含まれるとは限りません。
契約前には、任せられる業務と業務範囲外の内容を明確にすることが重要です。
一般的な管理委託では、毎月の賃料に応じた管理料が発生します。しかし、月額料金だけでは本当の負担を判断できません。
次の費用も確認しましょう。
・契約更新時の事務手数料
・退去や原状回復に伴う費用
・現地出向や緊急対応の料金
・修繕業者を手配する際の手数料
・途中解約の条件
月額管理料が安くても、必要な業務の多くが追加料金であれば、総額が高くなる可能性があります。
管理委託先は、料金と業務範囲をセットで比較することが大切です。
倉庫オーナー様の収益に大きな影響を与えるのは、管理料だけではありません。空室期間が長引けば、賃料収入を得られないまま、固定資産税や保険料、修繕費などの負担が続きます。
管理委託先を選ぶ際は、次の点も確認してください。
・倉庫・工場の募集実績があるか
・事業用不動産の特徴を伝えられるか
・大型車の進入可否や床荷重などを掲載できるか
・倉庫を探す企業へ継続的に情報を届けられるか
・将来の倉庫売却にも対応できるか
倉庫や工場は、住宅と同じ情報だけでは魅力が伝わりません。天井高、シャッター寸法、電力設備、用途地域など、借り手が判断するための情報を詳しく発信する必要があります。
倉庫の管理方法は契約内容によって異なりますが、代表的な選択肢として、自主管理、一般管理、サブリースがあります。
オーナー様自身が借主対応や契約更新、修繕手配などを行います。管理料を抑えられる一方で、時間と専門知識が必要です。
貸主としての立場を保ちながら、必要な管理業務を管理会社へ委託します。賃料や募集条件を決めやすく、収益性と手間のバランスを取りやすい方法です。
不動産会社が物件を借り上げ、第三者へ転貸します。管理の負担を軽減しやすい一方、受取賃料や賃料改定、解約条件を慎重に確認する必要があります。
どの方法が適しているかは、手間を減らしたいのか、収益性や自由度を重視したいのかによって変わります。
現在は倉庫の賃貸を続ける予定でも、将来は事業承継や資産整理のために売却する可能性があります。
管理委託契約を結ぶ前に、次の内容も確認しましょう。
・売却時に管理契約を終了できるか
・解約は何か月前までに申し出る必要があるか
・契約書や修繕履歴が整理されるか
・賃料の入金状況を確認できるか
・賃貸管理と売却活動を連携できるか
契約や修繕の記録が整理されている倉庫は、将来、収益物件として売却する際にも情報を提示しやすくなります。
管理料や修繕費の税務上の取り扱いは、所有者が個人か法人か、契約内容や支出の目的などによって異なります。
そのため、節税対策だけを目的に管理委託先を選ぶのではなく、賃料収入、管理料、空室期間、修繕費などを含め、収支全体を比較することが大切です。
※本記事では個別の税額計算や節税方法の判断は行っていません。具体的な税務上の取り扱いについては、税理士または所轄の税務署へご確認ください。
にっぽん倉庫では、倉庫・工場の特性に合わせ、標準管理業務の月額管理料を原則無償としています。
主な標準管理業務は次のとおりです。
・電話やメールによる問い合わせの一次対応
・賃料送金に関する事務処理
・契約更新や解約に必要な書類の作成
・修繕業者への連絡や日程調整
事務所内で対応できる業務を中心とすることで、毎月の固定的な管理費を抑えられる仕組みです。
ただし、現地での緊急対応、定期巡回、法定点検、工事監理などは標準業務に含まれません。必要な対応については、契約前に確認することが大切です。
管理委託先選びで重要なのは、すべてを任せられる会社を探すことではありません。
必要な業務を適切に委託し、空室期間と固定費を抑えられる仕組みをつくることが大切です。
にっぽん倉庫は、倉庫・工場に特化した物件情報サイトとして、空き倉庫の賃貸募集や売却倉庫の情報発信にも対応しています。
にっぽん倉庫へお気軽にご相談ください。
※本記事は、倉庫・工場の管理や資産活用に関する一般的な情報を提供するものであり、税務相談、税額計算、申告方法または個別の節税対策を提案するものではありません。具体的な税務上の判断については、税理士または所轄の税務署へご相談ください。
一般社団法人にっぽん福福
代表理事
福本 浩一
3歳の頃に両親が離婚し、母親のもとで妹と3人で暮らす。その後、母方の祖父が経営するバッティングセンターで幼少期よりお手伝いをする。
その頃に祖父から『子どもは宝』と教えてもらい地域の子ども達に喜ばれる貢献活動をすることの大切さを学ぶ。
大学卒業後、大手不動産会社へ入社。不動産業を学んだ後に、祖父の経営する会社へ入社。同時に青年会議所に入会する。
青年会議所で社会貢献や地域貢献について学び、祖父の経営する会社でも営業の傍ら社会貢献や地域貢献活動に尽力する。
社会貢献活動を通じて「他の企業にも社会貢献の重要性を広めたい」「社会貢献が当たり前」な社会を実現したいと考え、一般社団法人にっぽん福福を設立する。
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