
賃貸倉庫はどうやって選んだらいいのだろうか。結局どれを見に行けば良いか分からない――現場でよく聞く悩みです。賃料が安いだけ、面積がちょうど良いだけでは、出荷が始まってから“見えないコスト”が膨らみます。「動線・設備・総コスト」の順に判断する“現場起点のメソッド”をまとめました。
エリアは出荷動線から逆算します。
・起点と終点:仕入/生産地と主要配送先(頻度・車格・時間帯)
・高速ICと幹線:通勤時間帯の所要、右左折のしやすさ、橋や高さ制限
・周辺用途:住宅比率と騒音許容、夜間稼働の現実性
ここで決めるのは「地名」ではなく、1配送あたり許容できる時間と人件費=動線原価。地図上の距離より、「朝9時に大型が2台重なると何が起きるか」を先に想像します。
1.バース形状(高床/低床、奥行き、台数)
2.有効高さと柱スパン(ラック計画の自由度)
3.動線安全性(人とフォークリフトの交差最小化)
1.電力(三相・高圧、盤の年代)
2.床荷重/アンカー可否(機械固定)
3.排気・防錆・防塵(法令と近隣配慮)
1.温度帯/断熱性能(更新年・漏熱)
2.ドックシェルター/前室(結露・霜対策)
3.ピーク電力と契約容量(電力コストの山)
1.垂直搬送(ピーク時の処理量)
2.フロア荷重・梁下(ラック/マテハン適合)
3.区画分割可否(段階増床・縮小の柔軟性)
ポイントは、“必須条件を先に絞る→加点要素を後で足す”のがコツです。
見えるコスト(賃料・共益・駐車・電力)に、見えにくいコスト(移動/待機/残業/積み残し)を足して、年間総コストで比べます。
総コスト指数(例)
年間(賃料+共益+電力+駐車)
+(人件費×待機時間×稼働日数)
+(繁忙期の積み残しによる機会損失の目安)
坪単価がやや高くても、バース効率と人の回遊が良い物件の方が総額で安い、というのは現場のあるあるです。
・Day1:要件の言語化
・面積、入居時期、車格、温度帯、電力、天井高、床荷重、バース/ヤード、駐車台数。
・Day2:候補抽出(5〜7件)→3件に集約、総コスト指数の概算依頼。
・Day3:内見(動線・癖・近隣の目線で)+改善余地の確認。
・Day4–5:条件交渉(賃料だけでなく運用条件を詰める)。
・Day6–7:申込・電力/ネット/保険の手配、鍵受領準備。
段取りがはまれば、移転前倒しで繁忙を乗り切れます。
倉庫を賃貸する際のポイントをおさらいしましょう。賃貸倉庫は単なる箱ではなく、人の時間と車の時間を生む装置です。倉庫の必須条件をまとめ、候補3件の総コスト指数で比べてください。にっぽん倉庫は、現場が明日から動ける実務の精度で、物件選びと交渉を最後まで伴走します。
一般社団法人にっぽん福福
代表理事
福本 浩一
3歳の頃に両親が離婚し、母親のもとで妹と3人で暮らす。その後、母方の祖父が経営するバッティングセンターで幼少期よりお手伝いをする。
その頃に祖父から『子どもは宝』と教えてもらい地域の子ども達に喜ばれる貢献活動をすることの大切さを学ぶ。
大学卒業後、大手不動産会社へ入社。不動産業を学んだ後に、祖父の経営する会社へ入社。同時に青年会議所に入会する。
青年会議所で社会貢献や地域貢献について学び、祖父の経営する会社でも営業の傍ら社会貢献や地域貢献活動に尽力する。
社会貢献活動を通じて「他の企業にも社会貢献の重要性を広めたい」「社会貢献が当たり前」な社会を実現したいと考え、一般社団法人にっぽん福福を設立する。
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