貸し倉庫の相場はいくら?費用や安く抑えるコツを紹介

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貸し倉庫を利用したいと考えているものの「どの程度の費用がかかるのかわからず不安に感じている」といった方もいるのではないでしょうか。
特に継続して利用していく形になる場合は、費用について正確に把握しておくことが欠かせません。

そこで、貸し倉庫の相場を知りたいと考えている方のため、一般的な費用相場や利用する上でかかることになる費用の内訳などについて解説します。
この記事を読むことによって気になる費用相場や費用を抑えるポイントがわかるようになるので、ぜひご覧ください。

貸し倉庫とは?

そもそも貸倉庫とは何かというと、荷物を保管する目的で提供されているスペースのことです。
自社の商品や在庫を保管する目的で広く使用されているほか、作業用重機・用具、シーズン用品の保管などでも活用されています。

トランクルームとは異なり、契約には不動産契約が適用されるのが一般的です。
物件の所有者からスペースを借りてオフィスを用意する際と同様の契約となり、倉庫内の荷物は自社で管理しなければなりません。

メリット

貸倉庫を利用するメリットとして、いつでも自由に荷物を出し入れができることが挙げられます。
荷物を出し入れする時間が決まっていない場合も利用しやすいはずです。

なお、倉庫によっては入出庫の時間制限が設けられていることもあるのでよく確認しておきましょう。

自社で抱えている在庫などをまとめて保管できるため、社内のスペースが圧迫されてしまうこともありません。
しばらく使用する予定はないものの捨てるわけにはいかない書類や備品などを保管する目的でも利用できます。

デメリット

倉庫を利用する以上、費用がかかるのはデメリットといえるでしょう。
社内に保管していた在庫を貸し倉庫に入れる場合、これまでは発生していなかった費用が追加でかかることになります。

また、選択する貸倉庫によって内部の環境が変わるため、保管するものの性質などに合わせた倉庫選びをしなければなりません。
そのための手間がかかるのもデメリットです。

温度・湿度の管理が必須など、限定的な環境で保管しなければならない荷物を預ける場合は、それに該当する倉庫を選ばなければならず、その分の費用も必要です。
また、荷物の保管に関する管理を自身で行う必要があるため、保管している荷物に対する補償がないのもデメリットといえるでしょう。
セキュリティ面についてはどの程度力を入れているのか倉庫によって異なるので、よく確認が必要です。

また、契約する際、基本的に保証人を求められることになります。
お願いできる保証人を確保できない場合、この点もデメリットとなる可能性があります。

貸し倉庫の費用相場

貸し倉庫を利用するにあたり、どの程度の費用がかかることになるのでしょうか。
相場の目安としては国内型の場合だと一畳あたり5,000~15,000円程度、屋外型の場合は2,000~6,000円程度が相場です。

かなり幅がありますが、これは地域によって差が大きくなることが関係しています。
特に東京都心部では坪単価が高いため、料金相場も高めです。
一方、同じ東京であったとしても23区外であれば比較的費用は抑えられます。

地方の場合は、一畳あたりの費用が東京都の半額以下となることも珍しくありません。
やはり、アクセス面で優れているところやセキュリティが強化されているところ、倉庫内の環境が良好に保たれているところなどは費用が高めに設定されています。

貸し倉庫の利用にかかる費用

貸し倉庫を利用するにあたりかかる費用は、月々支払う月額利用料のみではありません。
初期費用、賃料、保証金について解説していきます。

初期費用

初期費用とは、貸し倉庫を利用し始める際にかかる費用のことです。
例えば、一般的な賃貸住宅をレンタルするのと同様にさまざまな費用がかかることになります。

選択する倉庫によってどういった初期費用がかかるかは変わります。
含まれる項目の一例は以下の通りです。

【初期費用の例】

  • 事務手数料
  • 鍵代
  • 前払い家賃
  • 初月の日割り料金

中には初期費用が無料のところもあるほか、キャンペーンなどで初期費用が割引となるキャンペーンを行っている場合もあるため、これらを活用するのも良いでしょう。

賃料

賃料としてスペースを利用するための費用がかかります。
一般的には坪単価に坪数を掛けて計算します。

保証金

保証金とは、契約期間が終了し、倉庫を明け渡す際に何らかの修繕が必要になったときのために、あらかじめ預けておくお金のことです。
賃貸物件の契約でいうと敷金の項目に該当します。
中には保証金が必要ない倉庫もありますが、基本は月額利用料の1ヶ月程度を目安に考えておきましょう。

修繕を目的とした費用であることから、修繕が必要ない場合は返金されます。

貸し倉庫にかかる費用を抑えるポイント

貸し倉庫を利用するのにかかる費用をできるだけ抑えたいと考えた場合は、どういった方法があるのでしょうか。
ここでは、実践しやすく、かつ費用を抑える効果が高い方法を4つ紹介します。

荷物の量に合わせて適切な広さを借りる

貸し倉庫はスペースが広いほど料金が高く設定されているため、大は小を兼ねると考えて預ける荷物の予定量よりも大きなスペースを借りてしまうと、それだけ費用が高くつくことになります。
すぐに預ける荷物量が増える場合は別ですが「増えるかもしれない」と曖昧な状況なのであれば、慎重に検討が必要です。

もちろん、ギリギリの容量の倉庫を借りたところスペースが足りなかったということになると、他の倉庫を探す手間がかかるばかりか、契約しなおす場合は再度初期費用も支払わなければなりません。
よく検討した上で適切な広さの倉庫を借りましょう。

早めに貸し倉庫を探しておく

荷物を預けなければならないタイミングの直前になってから倉庫を探し始めても、すぐには見つからない可能性があります。
特に希望している倉庫のサイズが大きい、小さい、セキュリティ面などこだわりの条件がある、といった場合は見つかるまでに時間がかかる可能性を考えておかなければなりません。

時間がないために短期間で倉庫を探さなければならないと料金が高いところしか選択肢に残らない可能性があり、高くついてしまう恐れがあります。

郊外にある倉庫を選ぶ

郊外にある倉庫の方が都心よりも料金が安く設定されています。
都心に倉庫がなければ困る場合を除き、坪単価が安くその分月額費用も抑えられる郊外にある倉庫を選んでみてはいかがでしょうか。

関連記事:物流倉庫は場所選びが重要!選定する際の基準とは?

期間限定のキャンペーンを使用する

倉庫の中には新規顧客獲得のため、キャンペーンを開催しているものもあります。
通常時と比較して初期費用がお得になったり、数ヶ月分の利用料が安く設定されていたりするところもあるので、活用していきましょう。

ただし、適用条件についてはよく確認が必要です。

貸し倉庫を利用する際の注意点

貸し倉庫を利用する上でどのようなことに注意しなければならないのかも確認しておきましょう。
以下の4つはよく確認が必要です。

残置物がないかを確認する

前の利用者が置いていった残置物がないか確認しましょう。
倉庫の残置物としてよくあるのが、エアコンです。
エアコン付きの倉庫を探していたところ「残置物」扱いになっていたというケースもあります。

あくまで前の利用者が置いていったものであり、故障したとしても倉庫のオーナーには修理義務はありません。
仮にエアコンがあることが決め手となって倉庫を契約したものの、使おうとしたら動かなかったケースでも残置物であった場合は修理を依頼できないので注意しましょう。

また、残置物を撤去してもらう場合、オーナーが対応してくれることもあれば自己負担で対応しなければならないこともあります。

相場との料金を比較する

費用を確認する際は、その地域の相場と比較することをおすすめします。
比較することなく決めてしまうと他よりも大幅に高いところを選んでしまう可能性があるので注意しましょう。

反対に相場より安過ぎる場合も何らかの理由があると考えられるため、慎重に検討しなければなりません。

関連記事:貸し倉庫の料金とは?料金表と費用を抑えるコツを紹介

使用方法と目的を確認する

どういった使用方法・目的なのかをあらかじめ明確にしておきましょう。
その上で契約しようとしている倉庫で認められている用途に該当するのか確認が必要です。

なお、当初の予定から使用方法を変える場合についても用途変更の手続きが必要になります。

補償の範囲や内容

どのような補償が用意されているのかも忘れず確認しておきましょう。
よくあるトラブルが、何かあった際に対応してもらおうと思ったものの補償の範囲外であるようなケースです。

あとからトラブルになるのを防ぐためにも細かい部分まで確認しておかなければなりません。

相場を確認した上で契約する倉庫を決めよう

いかがだったでしょうか。
貸し倉庫を利用する上でよく確認しておきたい費用相場や安く抑えるコツなどを解説しました。
おさえておきたいポイントについてご理解いただけたかと思います。

先に相場を確認しておくとうっかり相場より高すぎるところと契約してしまうようなミスも防げるでしょう。

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この記事の監修者

一般社団法人にっぽん福福
代表理事

福本 浩一

略歴

3歳の頃に両親が離婚し、母親のもとで妹と3人で暮らす。その後、母方の祖父が経営するバッティングセンターで幼少期よりお手伝いをする。
その頃に祖父から『子どもは宝』と教えてもらい地域の子ども達に喜ばれる貢献活動をすることの大切さを学ぶ。
大学卒業後、大手不動産会社へ入社。不動産業を学んだ後に、祖父の経営する会社へ入社。同時に青年会議所に入会する。
青年会議所で社会貢献や地域貢献について学び、祖父の経営する会社でも営業の傍ら社会貢献や地域貢献活動に尽力する。
社会貢献活動を通じて「他の企業にも社会貢献の重要性を広めたい」「社会貢献が当たり前」な社会を実現したいと考え、一般社団法人にっぽん福福を設立する。

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